山スキー入門 2025/12/20-21 ~ ニセコ編

総勢22名の参加者でバックカントリースキーを始める入門者4名を対象にニセコチセヌプリとアンヌプリにて2日間の山スキー入門が行われました。

今年はニセコと言えども例年よりはるかに積雪量が少なく、2日間とも気温が高く、雪は湿って重く、上りも下りが大変でしたが、初の山スキーを経験した参加者は訓練を通して多くのことを学んだ山行となりました。

1日目はチセヌプリを会場に、3班に分かれてキックターンの仕方を繰り返し練習し、足の運びや体重移動、バランスの取り方を何度も練習することで技術の習得に務めました。さらに雪庇の状況を確認しながらルートファンディングの技術も学びました。さらに雪崩トランシーバー捜索訓練では、初めて山の斜面でスキーを装着したまま捜索する難しさを実感できました。実戦さながらに雪崩トランシーバーを扱いながらプローブやショベルを準備し操作する技術も学ぶことができました。さらに、雪崩発生のリスクを確認するためのハンドテスト、コンプレッションテストの方法を学び、ツェルト設営など実際の雪山で経験できることが数多くあり充実した初日の訓練となりました。

訓練が終わると五色温泉を貸し切っての晩餐も会員の親睦を深める場となり温泉と美味しい夕食でその日の疲れも癒されました。

2日目は明け方まで雨が降る異例な高温でしたが、場所をアンヌプリに移し、1日目の訓練の再実践を行いました。アンヌプリもチセヌプリ同様に笹が斜面に多くあり、沢の奥の開けた斜面を選びながら入門者が先頭でのルートファインディングや斜面でのキックターンを反復練習しました。汗をかかない上りのペース配分を意識しながら、標高980m地点でシールを外して滑降準備。下りは悪雪のため慎重に滑降しスピードを出さないよう意識して滑りました。斜面の笹を避けながら、入門者も樹林帯を抜けて無事に帰還することができました。

2日間の訓練を通じて、入門者には先輩会員が数多くの助言をしながら助け合い、山スキーの楽しさと難しさの両面を感じることができた山行でした。冬山特にバックカントリーでは怪我や雪崩のリスクがあり、単独行では対処することが難しい場面が数多いです。確かな技術と豊かな経験を持った信頼できる仲間と入山することの大切さを感じたという入門者の感想には実感があり印象的でした。これから冬山を経験してみたいという方は、私達と一緒に活動してみませんか?   

冬尾根

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