恵庭岳 北尾根ルート

7月17日恵庭岳(北尾根ルート)に行ってきました。

近年、北尾根コースが(何者かによって)開拓、整備されています。登山道は、ピンクテープがうるさいくらい付いていて、迷うことはありません。汗をかきながら、なだらかな灌木帯を進むと、しだいに急勾配となり、やがて西峰とのコルに出ました。ここで、安全のためヘルメットを着用し、支笏湖側のブッシュ帯を巻いて、最後は、核心部である5-6mほどのルンゼを登って本峰に至りました。

ルンゼには、新しい頂上プレートのある岩を始点とするロープが垂れ下がっていて、命綱となっていました。プレート先の旧山頂までは、高度感があり、慎重にわたりましたが、祠や頂上標識はなくなっていました(YAMAPおよびヤマレコの記録を調べてみると、2024年7月12日頃に撤去されたようです)。コルに戻り、稜線上を進み、西峰に至りました。この稜線上はブッシュがあるので、恐怖感はありません。西峰で絶景を満喫したあと、帰路につきました。

ちょっとスリリングで、支笏湖、オコタンペ湖、および周辺の山々の眺めが素晴らしく、花々も微笑んでくれた真夏の小山行でした。なお、山頂付近の岩は脆く、容易に崩れたり、剥がれたりと、噂通り、きわめて危険な状態であるので、初級者は旧山頂への出入りは避けた方がよいと思われました。 by K

沢登り

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