美瑛富士~オプタテシケ(美瑛富士避難小屋前テント泊)

この企画は3年越しでようやく実現しました!
1年目は、雨天のため、テント泊から日帰り山行に変更して、途中撤退。
2年目は、雨天及び暴風のため、催行中止。
そして、3年目はどうなるか・・・と直前までお天気が心配でしたが、
今年は某お天気サイト(てん・・)で、7/13-7/14両日ともに「A」判定だったので、催行決定!
日の出前に札幌を出発し、7時前には登山口駐車場に到着しましたが、すでに駐車場は満車状態。
みなさん、考えることは同じね・・・と路肩に車を停めて、意気揚々と出発。
しかしながら、ザックが重い・・・。
レディース達は荷物重い!と言いながらも、なぜか元気いっぱい、
メンズ達はほぼ言葉を発せず、のろのろと。
久しぶりのテン泊装備なので、全然足が進みません。
長い時間をかけ、ようやく稜線に出るものの、天気がいまいち・・・ですが、
可憐に咲くお花たちに心が癒されます。
(ああ、これで晴れていれば・・・という心の声は置いておいて。)

5時間かけて、ようやく本日の目的地である美瑛富士避難小屋前に到着。
既に多くのテントが張られており、空いている場所を探して、テントを設営。
一息ついたところで、荷物をアタックザックに入れ替え、有志(レディース中心)で
美瑛富士に向かいます。
荷物が急に軽くなったので、足取りもスムーズになり、楽々です。
唯一残念なのは、時折雲が抜けるものの、ほぼ展望が望めないということ。
雲の合間から一瞬だけ見える山並みを楽しみました。

そして、テント場に戻り、各自夕食を済ませ、早めに就寝。
気温が低いせいか、テントでシュラフに潜っていてもちょっと肌寒い感じでした。
朝方に突風で、目が覚めます。今日も展望は望めないかな・・・と期待薄で、
2日目は、ヘッドライトを付けて、早朝3時の暗闇の中を出発。
風が強い・・・。薄手のダウンを羽織った上にレインを着こみ、さらにフードまで被り、
登りますが、まったく汗が出ません。
そして、視界不良・・・。

そんな中、可憐に咲くコマクサの群生と出会え、感動。ツツジもきれいでした。

そして、ベベツ岳のアップダウンを乗り越え、ようやく念願のオプタテシケにたどり着くも、
真っ白で何も見えず・・・。
それでも達成感はありました。

風が強いので、即、撤退。
そして一旦テント場に戻るために再びベベツ岳の登りに挑みます。
ベベツ岳山頂に到着したころ、ようやく青空が見え始め、雲が切れてきました。

昨日有志で登った美瑛富士もくっきり見えます。
周りの山並みもはっきりと見え、緑と青のコントラストが美しい!
本来であれば、このような風景だったのかと感慨深く思いました。

テント場に到着したころには、雲一つない快晴となり、気温も上がる中で、テントを撤収し、
下山に向けての準備です。なんだか名残惜しい気持ちでいっぱいでした。
下山時がもっともよい天気であり、大雪の山々を眺めながら、ゆっくりと下りました。

下山時だけでもこの素晴らしい風景を見ることができて良かったです!
ロングハイクとなりましたが、思い出深い山行となりました。